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連載「つたえること・つたわるもの」(65)

平成の「ブックセラピー」から、令和の「つたわるもの」へ。

連載 2019-05-14

 私が出版社を辞めて、フリーの編集者に転じた平成14(2002)年1月から平成25(2013)年12月まで、翻訳オーディションのメールマガジン「トランネット通信」に、毎月1回(当初は2回)の連載コラム「編集長の目」は最終177回まで書かせてもらった。プロの翻訳者をめざす人たちに、出版界のさまざまな話題について、毎回1600字(400字4枚)程度のコラムだったが、2011年3月に3・11(東日本大震災+福島第一原発事故)が起こってからは、原発問題や時事問題に広くテーマを広げ、文字数も毎回4000字(400字10枚)前後、多いときには5200(400字13枚)字を超えることもあった。

 平成24(2012)年1月から、令和に替わる直前の、平成31年3月まで、『出版ニュース』という出版業界誌に「ブックセラピー」という連載コラムを書いた。執筆のきっかけは、かつて同誌編集長の清田義昭さんと数人のマスコミ関係者で、「読みにケーション(毎月、講師を輪番で務め、お薦めの一冊について語り、後半は缶ビール片手に論壇風発の、飲みにケーションとなる)」の集いをもっていたことがあって、この「読みにケーション」を毎月のコラムにできないか、という依頼があったものである。こちらは紙の雑誌(旬刊誌)なので、文字数に制約があり、1610字(14字×115行)の文字数で納めなければならない。

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