PAGE TOP

【新年トップインタビュー】

中部ゴム商組理事長川島健一氏、「組合活動を充実させ、次世代役員も育成する」

商社 2018-01-17


 ■17年度の組合事業活動
 例年同様、懇親活動や研修活動、海外視察などに取り組んだ。印象に残っているのは10月に実施した「社員交流会」だ。一般社員、それも若手社員を中心にした懇親会で、申し込みが多く、参加できなかった人がかなり居た。参加者にアンケートを実施したが、普段は接することのない、同業他社の人たちと交流できて良かったという回答が多く好評だった。

 海外視察のCGSビジネス・ミッションでは、11月にマレーシアに行った。岡安ゴムさんのマレーシア現地法人を見学した。マレー系、中国系、インド系など人種・文化の違う労働者を指導し工場を運営していることに感心し、勉強にもなった。また現地のJETROに行って、マレーシアの現況について勉強した。新しい試みとしては、2月に開催する経営者研修で、SNSへの対応について勉強する。最近では、LINEによる発注・受注が行われている例などもあるらしいが、トラブルにつながる場合もあり、経営者として注意しなければならないと思う。

 ■課題
 人材と物流が課題だ。この問題に関しては、各社ともそれぞれ対応していることと思う。人と物流は我々商業者にとっては大変重要な経営課題だ。

 組合について言うと、一昨年愛三岐支部で役員の改選を行った。本年改選する次世代の本部役員養成につなげたいと思っている。また、できるだけ多くの人たちに組合活動に参加してもらい、組合に関する理解を深めてもらいたいと思っている。中部では賛助会員が増えている。メーカーの皆さんが我々に期待しているからだと思う。期待に応えるため我々もがんばりたい。
 (川島商事社長)

関連記事

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 海から考えるカーボンニュートラル
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物