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とある市場の天然ゴム先物 14

天然ゴム先物価格はゴム関連株の先行指標となるか???

連載 2021-05-11

大阪取引所 デリバティブ市場営業部 矢頭 憲介

 今回は少し趣向を変え、天然ゴム先物とゴム製品株の値動きの関連性について見てみます。天然ゴム先物の値動きからタイヤメーカー等の株式の値動きを予測することができるものなのでしょうか??

東証に上場する「ゴム製品」企業

 まずは東京証券取引所に上場するゴム関連企業をピックアップしてみましょう。

 会社が取引所に上場する際、各社の業種は証券コード協議会によって定められた規則に基づいて決定されます。この業種には大分類・中分類があり、そのうち中分類は「33業種分類」とも呼ばれ、投資家にも馴染みのあるものとなっています。

 なお業種分類は世の中で一つに決まっているという訳ではなく、例えば日本経済新聞や会社四季報(東洋経済新報社)は取引所で使用している33業種分類とは異なる基準で業種を分類しています。

 脱線してしまいましたが、それではまずは東証に上場しているゴム関連企業として、33業種分類において「ゴム製品」と分類されている会社を見てみましょう。

ゴム製品会社一覧(2021年3月末現在)

※時価総額は2021年5月7日現在。
出所:日本取引所グループ、業務内容は日本経済新聞電子版より抜粋。


 2021年3月末現在、東証に上場する3,756社のうち19社がゴム製品に分類されています。もちろんこちらは33業種分類上のリストですので、ゴムに関連する上場会社の全てを網羅できている訳ではないことにご注意下さい(例えば合成ゴム関連企業の多くは「化学」に分類されています)。

 このうち市場第一部に上場する会社は11社、市場第二部は6社、JASDAQが2社となっています。

 これらゴム製品の時価総額は約4.7兆円で、そのうちタイヤメーカー4社で90%超を占めています。またその他の上場会社についても、ゴム製品の特性から自動車製造に関連する企業が多いことが分かります。

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