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市況・人手問題など情報交換

第35回ゴム商組全国連合会を開催

商社 2017-09-25

ゴム商組全国連合会の出席者


 この後、各地区の市況・組合運営報告に移った。

〈東北〉商品展示会を7月に開催。ゴム製品だけでは難しいので機工会の協力を得て実施した。支部活動の活性化事業のため支部育成費を予算化し、本部からの参加や、本部事業に積極的に参加するよう呼びかけている。市況は一部に弱い動きが見られるものの緩やかに持ち直しているようだがゴム関係は鈍い。

〈東部〉ベルトホース、工業用品の両部会が実施している景況観測調査によると、28年10-12月期から景況は上向いて上期は好調に動いたが、下期は下がるという見方になっている。半導体や建機関連が好調。部会員企業でも人手不足感がでており、とくに若手新入社員の採用は困難になっている。

〈中部〉各組合員が対象とする需要業界によって好不調があるが、全体としてはまずまず。自動車、工作機、半導体は好調。自動車はEV化のなかで部品の中身がどう変わってくるのかが懸念材料になっている。

〈四国〉全般的には横ばいもしくはやや低調な市況といえる。ただ業種、相手先により好調な企業もあり下期以降、来期には明るさが見える。人手不足、高齢化問題も企業によっては出ている。

〈西日本〉組合員数減少には頭を悩ませている。九州ベルトエンドレス工業会と交流して活気付けていくと同時に加入メリットを発信して新しい商業組合を作っていきたい。市況では災害(熊本地震、水害)からの復旧・復興関係は動いている。

〈西部〉市況は、春までは可不可がなかったが、夏以降はプラスに動いている。スマホ関連の半導体、自動車がいい。近畿経済は全国同様ゆるやかに改善しているが、一方で従業員の採用、定着には各社苦慮している。

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