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連載「つたえること・つたわるもの」(94)

免疫力を下げる〈三悪人〉――冷中毒、口呼吸、骨休め不足。

連載 2020-07-28

出版ジャーナリスト 原山建郎

 新型コロナウイルス感染症(COVID19)が、東京都(新規感染者数200~300人台/日)、大阪府(新規感染者数100人台/日)をはじめ、全国レベルで第二波の襲来が始まっているにもかかわらず、先週(7月22日)から官邸主導の「Go To トラベル」キャンペーンが始まった。遺伝子レベルで変異を繰り返すCOVID19の感染拡大を「東京除外」だけで防げるわけもなく、日増しに感染拡大の深刻度を深めている。

 しかし、政府の無策・愚策を非難しているこの瞬間にも、COVID19の飛沫感染・接触感染の脅威はすぐそばにやってきている。今週末から、子どもたちの短い夏休みに入るいま、私たちは〈からだ〉の免疫力をさらに強化して、COVID19から身を守り、自らの努力で私たち家族や友人の健康を守る必要がある。

 さて、ことしの春学期に予定していた社会人向け健康講座、「〈からだ〉をゆるめて〈こころ〉をほぐす――きたえる健康法から、いたわる健康法へ――」が、新型コロナ禍の影響で中止となり、秋学期にそのまま開講が延期されることになった。文教大学の講座担当者からは、定員を25名から10名に減らし、全員マスク着用、受講生同士の会話は禁止、講師はフェイスガード越しに講義を行う、などの連絡があった。

 4回目の講座「〈からだ〉の大敵=冷え中毒・口呼吸・骨休め不足。」は、「〈からだ〉の免疫力アップ」がテーマだった。そこで、今夏のCOVID19から身を守るために、講座の一部を要約して紹介しよう。

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