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過去最大規模で開催

IRC/ゴム・エラストマー技術展の見どころ

その他 2016-10-24

墨東ゴム工業会、技術展はアピールの場

 墨東ゴム工業会(杉本浩志会長=金星ゴム工業社長)は、金星ゴム工業、ホッティーポリマー、霜田ゴム工業、右川ゴム製造所、オーディオゴム・テクニカルの5社が出展し、各社の代表的な製品を展示する。

 出展の目的について、杉本会長は「日本ゴム協会が主催するゴム・エラストマーに特化した技術展の場で当会の名前をアピールすることがねらい」と説明する。今回の出展にあたっては、東京都墨田区から補助金が出たとしている。

 さらに墨東ゴム工業会では、ゴム・エラストマー技術展が北九州市で開かれることから、この機会に展示会前日の10月24日、福岡県博多区で先般交流を深めた九州ゴム工業会(中島幹雄会長=中島ゴム工業社長)を始め、兵庫県の兵庫ゴム工業青年クラブ(松岡泰生代表幹事=ナショナル護謨社長)とともに3団体合同懇談会を開催する。

JSR、ゴム・エラストマー実用例・技術を紹介

 JSRは、長年培ったゴム・エラストマー技術を幅広い用途で展開しており、その実用例・技術内容をパネル展示する。

 タイヤ用途には、耐摩耗性・省燃費性のバランスがとれた、トレッド用途や各種部材の加工性改良材料として展開されている、末端変性溶液重合スチレン・ブタジエンゴム「JSR SSBR」と特殊ポリブタジエン「JSR AT」を出展する。

 自動車ウエザーストリップ用途には、熱可塑性エラストマー「JSR EXCELINK」を出展。同製品の1000シリーズは加硫ゴムとの接着性に優れ、コーナー部の成型材料に展開されている。また4000シリーズは耐油性と成型加工性のバランスがとれており、自動車部材で検討されている。

 自動車燃料ホース用途では、耐エタノールガソリン性に優れた耐油性ゴム「JSR FUELOCK」(フューロック)を出展する。ガスバリヤ性・成形加工性に優れることから単層燃料ホースに使用されている。

 履物用途(スポンジ靴底)では、熱可塑性エラストマー「JSR RB」を出展。エネルギー分野ではリチウムイオンバッテリー部材として採用されている、JSR独自のポリマー・粒子設計技術を用いた「JSR SBRバインダー」を、また新規開発材料としては電磁波吸収エラストマーや導電性エラストマーも出展する。

東洋ゴム工業、ナノバランスの進化解説

 東洋ゴム工業は、自動車用タイヤに用いるゴム素材の開発に関する技術訴求を行う。

 展示するのは、同社タイヤに用いられている独自の材料設計基盤技術「Nano Balance Technology(ナノバランステクノロジー)」。ゴム材料を分子レベルで解析するというアプローチを行い、ナノレベルでの分析と解析、それに合わせた素材設計と加工により、高機能なゴム素材を生み出すという、同社独自のタイヤ技術基盤。同社はナノバランステクノロジーを2011年に発表しているが、展示会ではその進化を解説する説明パネルや同技術を実際に採り入れたタイヤ製品の展示などを行う。

住友ゴム工業、新材料開発技術などを紹介

 住友ゴム工業は①新材料開発技術②天然資源の活用③応用技術の活用―の3つのゾーンに分けて紹介。

 ゾーン①ではタイヤの相反性能である低燃費、グリップ、耐摩耗性能を大幅に向上できる技術「アドバンスド4Dナノデザイン」を、②では100%天然石油外資源タイヤ「エナセーブ100」や氷上性能を長期間維持できる「ウインターマックス02」などを、③ではパンクしないエアレスタイヤテクノロジー「ジャイロブレイド」や住宅用制震ユニット「ミライエ」などを訴求する予定。

横浜ゴム、環境技術テーマにアピール

 横浜ゴムは「環境技術」をテーマに、環境フラッグシップタイヤ「ブルーアース―1 EF20」や燃料電池自動車向けの水素ガス充填ホース「ibar HG」シリーズ、世界トップレベルの耐摩耗性を実現したコンベヤベルト「タフレックスα」などを幅広く展示。バイオマスから合成ゴムの原料となるブタジエン及びイソプレンを合成することに成功した2つの新技術も紹介する。

 なお、「IRC2016北九州」は10月24日から、展示会場に隣接する北九州国際会議場で開催され、同社の南雲忠信会長が25日13時40分から基調講演を行う予定。

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