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加藤社長が講演

墨東ゴム工業会、令和6年度定時総会等を開催

工業用品 2024-05-07

 墨東ゴム工業会(霜田知久会長=霜田ゴム工業社長)は4月18日、台東区民会館(東京都台東区)で「令和6年度定時総会」、「講演会」、「懇親会」を開催し、会員ら約50人が出席した。

あいさつする霜田会長


 総会は霜田会長の進行で行われ、藤田桂一郎副会長(金星ゴム工業社長)から、①令和5年度事業報告②令和5年度収支決算報告③令和6年度事業計画案④令和6年度収支予算案⑤役員改選-の各議案が審議され、全て満場一致で承認された。

 令和6年度事業では5月30日に春季ゴルフ会、6月~7月に三木会・旅行会、8月2日に納涼会、9月28日に墨田区モノづくりフェアへの出展・三木会、10月30日に秋季ゴルフ会、11月に3団体交流会、12月に忘年会の開催が予定されている。

 役員改選に関しては、協和商事田中豊貴前社長に代わり、山下亨山下商事社長が新役員に就任した。また、4月1日に入会した東商ゴム工業の末永大介社長、協和商事の宇佐努社長も紹介された。

 総会終了後、加藤進一加藤事務所社長を講師に、「最近のゴム原材料の市況と今後の見通し2024年春」と題した講演会が行われた。

講演する加藤社長


 加藤社長は、(1)最近のゴム原材料の市況(2)グローバル複合危機の影響(3)ゴム業界の最近の動き(4)フッ素ゴム、PFAS問題、カーボンニュートラルの課題--の各テーマごとに図表を交えて解説した。

 「原材料マーケットの概要」については、①天然ゴムのマーケット中国・日本②ゴム原材料全体のマーケット③合成ゴムの需給バランス④原油価格が上昇を続けている⑤ナフサ、ブタジエン価格の動向⑥ナフサ価格とブタジエン価格からみた国内合成ゴム価格の予想⑦ゴム原材料値上げ・値下げ情報⑧酸化亜鉛の価格動向⑨ゴム原材料値上げ情報⑩ステアリン酸の大幅値下がり-の各項目に関して解説した。

 「グローバル複合危機の影響」では、①深まるグローバル複合危機の影響と今後の見通し②BCPの観点からゴム原材料の代替ソースを見つける③イスラエル・パレスチナ紛争④ヨーロッパから日本に向かう航路⑤中国からアジア、日本への生産国移転⑥中国リスクとゴム原材料-の各項目ごとに解説した。

 「ゴム業界の最近の動き」では、①ゴム材料マーケットの最近の話題②トラック代はいくら上がるかーーの各項目に関して解説した。

 「フッ素ゴム、PFAS問題、カーボンニュートラルの課題」では、①カーボンニュートラルへの道筋は②PFAS問題でフッ素ゴムは無くなる?-の各項目について解説した。

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