PAGE TOP

『採用力アップ』や『求人活動』などに関しての研修を実施

墨東ゴム工業会、「三木会」を開催

工業用品 2023-07-24

 墨東ゴム工業会(霜田知久会長=霜田ゴム工業社長)は7月20日、東京都墨田区のすみだ生涯学習センターで「三木会」を開催し、当日は約20人が出席した。

あいさつする霜田会長


 今回は、ハローワーク墨田の金子直基事業所第二部門事業主支援アドバイザーおよび水谷琴事業所第一部門就職支援コーディネーターを講師に迎え、2部体制で研修が行われた。

 冒頭霜田会長が「我々中小企業は、人手不足傾向にある。特に若手採用に苦労しており、採用後にすぐ辞めることもある。今回の研修から人材確保や採用力を高めるヒントとなるアドバイスを受け、一層魅力ある企業づくりをして欲しい」とあいさつした。

 まず、第二部門の金子講師が“『採用力アップ』を意識する『社内規定』見直しの重要性-就業規則再整備サポートと「雇用関係助成金」活用の連携について”講演した。

 金子講師は中小企業を取り巻く課題として、「人手不足問題が最大のテーマ」と語った。この「人手不足」に加えて「労働力の定着」は最重要課題で、解決策として「就業規則の適正な規定」や、「確実な運用実行」の周知徹底が重要で、これが「働き方改革関連法」に対応した企業運営となり、労働力定着に繋がると説明した。

 さらに「採用力のアップ」のためには雇用管理改善・向上施策の正しい運用が大前提とし、同時に企業独自の特性や文化に合わせて柔軟に作成することも重要と語った。

 第2部では、“求人活動のコツ-企業の魅力を伝える求人作成”と題して、第一部門の水谷講師が講演した。水谷講師は、『魅力的な求人』のポイントとして①働きやすい労働条件と充実した求人情報②そのポジションに合った求職者にとって魅力的な情報を届けることを挙げた。

 具体的には「採用したいポジションについて明確にすることが重要で、ターゲットに向け、ターゲットに響くメッセージの発信」と、「会社情報(概要・アピールポイント・想い)の発信」が不可欠で、それが要求に合致した求人や他社との差別化に繋がると説明した。

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 海から考えるカーボンニュートラル
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物