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真のリーダーシップをテーマに講演会

墨東ゴム工業会、三木会を開催

工業用品 2024-07-26

 墨東ゴム工業会(霜田知久会長=霜田ゴム工業社長)は7月23日、すみだ生涯学習センター(東京都墨田区)で「三木会」を開催した。今回は元TBSアナウンサーの石川顯(いしかわ・あきら)氏を講師に招き「一流の人々から学んだもの~真のリーダーシップとは~」と題して講演会を行った。

三木会で講演する石川氏


 講演会の冒頭、藤田桂一郎副会長(金星ゴム工業社長)があいさつに立ち、石川氏の人となりを紹介した。

 石川氏はTBSでスポーツ担当として長年にわたり活躍した名アナウンサー。1987年日本シリーズ・西武VS巨人戦での「清原が優勝目前、涙を流しています」との名実況や、キックボクシングのスター選手・沢村忠の決め技「真空飛び膝蹴り」の命名者としても知られている。

 講演では、往年の名選手・名監督である長嶋茂雄や王貞治や、日本ハムで長く監督を務め、WBC監督として日本を世界一に導いた栗山秀樹の指導方針などを例に上げ、リーダーにとって一番必要なものは何か?と言うことを語った。

 特に、個人的に親交のあった栗山氏に関しては、WBCでの取り組みを理想のリーダー像の一例として紹介した。

 WBCの選手決定に際しては、栗山監督が自ら電話連絡し「一緒に世界一を目指そう」と熱く語り、トレーナーや調理担当などすべてのスタッフに対しても自ら連絡して「世界一達成のため協力して欲しい」と伝えたという。

 このエピソードを通して「チームや会社を一つまとめ、目標達成に向けて力を発揮させるには、リーダーがすべてのメンバーに愛情をもって接すること、また謙虚で、誠実な気持ちを忘れずに接することが重要である」と説いた。

 石川氏は当年83歳だが、1時間30分の長時間、終始パワフルに講演した。今回参加した32人の会員も熱心に聴講した。

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