PAGE TOP

「三木会」

墨東ゴム工業会、内勤者対象としたビジネスマナーの講演会を開催

工業用品 2025-10-07

 墨東ゴム工業会(霜田知久会長=霜田ゴム工業社長)は9月24日、すみだ生涯学習センター(東京都墨田区)で「三木会」を開催した。当日は、正会員および賛助会員など16社から34人が出席した。

三木会の様子


 今回は、ポスティコーポレーション(ゴム報知新聞)の紹介により、鈴木賞子元成蹊大学教授を講師に招き、内勤者のマナーやエチケットなどに関して「シン・ビジネスマナー」と題した講演が行われた。講演は、電話対応や来訪者への接客対応などを中心とした内容ということもあり、女性も多く出席した。

あいさつする霜田会長


 冒頭、霜田会長が「これまで営業や会計、製造などに関しての勉強会を行ってきたが、今回は主に内勤者を対象としたビジネスマナーに関する講演会となる。訪問時や対応時の印象で、その企業のイメージが決まってしまうことが多いと思う。より良い関係性を築けるように、講演を聞いてヒントなどを持ち帰り、明日からの仕事に活かして欲しい」とあいさつした。

講演する鈴木氏


 鈴木氏は、【1】「職場の人間関係」と「マナー」の関係=(1)職場における人間関係をスムーズにする①職場でのマナー・エチケット-たくさんの人と関わり効率良く働くための「相手意識」「思いやり」「気配り」②「好感」を持たれるために-媚びることではなく、気持ちよく一緒に働くために言葉より「行動」が大事③「安心感」を与える-仕事を任せられるという「安心感」「信頼感」④「報告」「連絡」「相談」の基本⑤「信頼」を得るための行動・心掛け【2】「コミュニケーション」もマナーのひとつ=(1)マナーは「相手意識」から始まる①相手に恥をかかせない②相手に不快な思いをさせない③相手に迷惑をかけない(2)「第一印象」はマナーの第一歩!(3)コミュニケーションの基本は「会話」①相手が目の前にいるということを認識すること(場と時間を共有する)②情報交換をして共通性や共通の価値観に触れて、異なる価値観を認めること③感情の交流があること【3】言葉遣いの基本=①クッション言葉②マイナス(-)・プラス(+)話法→良い印象を残す【4】ビジネスの「ルール」&「マナー」…行動で相手に敬意を表す=(1)ビジネスに大事なマナーの種類とポイント-意味が分かれば身に付く!実践あるのみ!①仕事のマナー②電話のマナー③クレーム電話対応④SNSのマナー⑤電子メール(用件が伝わるように工夫する、伝達手段を使い分ける)⑥手紙・はがき(急ぎでない時には効果的)⑦席次・席順(応接室・会議室・食事する場所&車・タクシー・新幹線など)⑧エレベーターのマナー⑨名刺交換のマナー――の各項目ごとに分かりやすく説明し、出席者はメモを取るなど熱心に聞き入っていた。

 最後に鈴木氏はまとめとして、①マナーは自分のキャリアになる②気持ちや想いを行動で示す③基本が分かっていれば臨機応変に対応できる④分からないことは調べて参考にする⑤仕事の付き合いを通してお互いの信頼関係を築く⑥マナーは行動様式のため良くも悪くも相手の記憶に残る⑦基本的にマナーを知らない人が多い⑧会社全体のマナーは社内の美化・安全・整理整頓――の各ポイントを挙げて講演を締めた。

関連記事

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 何を創る日本の半導体企業
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物
  • 海から考えるカーボンニュートラル