日本建設機械工業会、通常総会

　日本建設機械工業会は5月23日、シェラトン都ホテル東京（東京都港区）で令和6年度通常総会を開催した。

　総会では令和5年度事業報告と決算書、令和6年度事業計画と収支予算書、理事・監事の選任等が審議・決議された。役員改選では、新会長に山本明氏（コベルコ建機代表取締役社長）が選任された。

　総会後の記者会見で、山本新会長は「GX（グリーントランスフォーメーション）が進展していく中で、水素やリチウムイオン電池を安く入手できるか、供給をどうするか、こうしたインフラ整備を進めていく必要がある。補助金では一過性に終わる可能性があるため、継続的にインフラ整備のためのものづくりを行政とともにやっていきたい。

　また、少子高齢化が進む中で、建設機械のメンテナンス工不足も問題だ。魅力ある職場づくりのためには他の団体との協力も必要になる。（採用を後押しするため）建機をメンテする現場の楽しさを広報活動としてアピールしていく」と抱負を述べた。