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【新年インタビュー】ヤマカミ山上茂久社長

「スピードと最適化」で“必要”に対応していく

商社 2017-01-24


 ■海外拠点の意義と国内マーケットについて
 当社が国内マーケットだけで、創業100周年を迎えられた時代から、いまそしてこれからは確実に国内マーケットが縮小してきています。マーケットの縮小化の以前に、海外の需要が、日常に溶け込んで来て拠点を持つことが必要とされています。また、海外に拠点を持つということは海外での体験をもとに国内マーケットでも反映、展開できることがあると期待しています。

 ■人材育成について
 求めるところは「当たり前のことが当たり前に出来る人材」です。例えば、あいさつも、仕事がどうこうの前に出来なければ社会人として失格です。後は魂がこもり、きめ細かな対応が出来なければならない。単に求められる商品を供給するだけなら、ネット販売に負けてしまう時代がすぐ来るでしょう。我々商業者は、いい換えれば「部品商」である訳で、生き残る道は生きている情報の収集や提供と、人との繋がりだと思います。ネット販売はある程度避けられない潮流ですから、人が介在することの強みが出せる人材が商社には有益だと考えます。

 ■2017年のキーワード
 「変革」でしょうか。既存体質からの脱却は、マーケットの国際化や縮小する国内マーケットで今後も生き抜いていくためには絶対必要と考えます。これまでの仕組みをゼロベースで見直し、常に今の時代の最適化を計ることが「変革」だと考えます。

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