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海外品や物流費などで意見交換

西部ゴム商組、ホース商工懇談会を開催

商社 2019-12-05

 西部工業用ゴム製品卸商業組合(岡浩史理事長=岡安ゴム社長)は、11月28日午後4時30分から大阪・北区堂島浜の中央電気倶楽部で「ホース商工懇談会」を開催した。商業組合側から10人、メーカー側から11社14人が出席。同商組がこのほど実施したホース流通動態調査の結果報告を行うとともに、ホースの生産状況や市況、今後の見通しなどについて意見交換した。

岡理事長


 懇談会は小島孝彦事業委員長の司会で進行。まず岡理事長が「景気が悪くなってきているが、こういう時こそ、メーカーの皆さんには頑張っていただき新製品を開発していただきたい。景気が悪くなると、悪いところと良いところの2極化が鮮明になる。我々は良いところにいたいので、よろしくお願いします」とあいさつ。続いて加藤廣ホース部会長がホース流通動態調査の結果について報告した。

 その後、メーカー側から一般ホースについて十川ゴムの松江耕執行役員大阪支社長が、樹脂ホースはタイガースポリマーの植富男大阪支店長が、高圧ホースは住友理工ホーステックスの亀山修平大阪事業所長がそれぞれ生産・販売の現況を報告した。

 その後行われた懇談では商業者側から、①海外品の高圧ホースが流通していこと②物流費上昇③人材不足について質問があり、商工両者間で活発に意見が交わされた。

 高圧ホースの海外品に関しては、建機などのユーザーは品質の点で採用はしていないが、価格志向の用途で使用されているようだとの回答があった。物流費に関しては、特殊な製品のチャーター費用に関しては、ユーザーにも負担していただくよう働きかけているとの回答があった。

 メーカー代表として出席したのはクラレプラスチックス、弘進ゴム、住友理工ホーステックス、タイガースポリマー、東拓工業、十川ゴム、トヨックス、ニッタ、八興、プラス・テク、ユーシー産業の11社。

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