ナンシンの2027年3月期第2四半期(2026年4~9月)業績は、売上高が43億7,800万円で前年同期比7.3%減、営業損失が7,100万円(前年同期は3,300万円の利益)、経常損失が4,200万円(同8,800万円の利益)、純損失が4,700万円(同3,700万円の損失)だった。

 市場競争の激化に加え、一部物流機器の出荷停滞や医療分野向け製品の需要減速により減収。また、円安によるコスト上昇や海外子会社における現地通貨高の影響もあり営業利益、経常利益、純利益についても損失を計上した。

 セグメント別にみると、日本は、売上高が40億6,900万円で同8.8%減、営業損失が1億500万円(同700万円の損失)。マレーシアは、売上高が9,000万円で同80.0%増、営業損失が9,300万円(同2,100万円の損失)。中国は、売上高が2億1,700万円で同2.8%増、営業利益が8,500万円で同19.7%増となった。

業績予想を下方修正

 同社は2027年3月期通期業績予想を下方修正した。円安に加え、原材料価格や物流コストの上昇に対応するため、自助努力による生産性の改善に努めるとともに、主要製品の価格改定を進めているものの、 機械工具系消耗品市場の競争が依然激しい状況に加え、ナフサなど原油由来の原材料供給不安の煽りを受け、一部の物流機器の出荷が停滞を余儀なくされている。さらに、病院の経営環境が厳しさを増している影響から医療用製品の需要も減速している。

 また、主に生産拠点としてのマレーシアおよび中国の子会社において、米ドルに対する現地通貨高が急速に進んでいることから、損益が圧迫されると予測。 第2四半期までの実績などを勘案し、売上高、営業利益、経常利益、純利益ともに前回予想を下回ると予想した。

 ■2027年3月期通期業績予想
 ◇売上高=97億円(前回予想100億円、増減率3.0%減)◇営業利益=2億円(同3億円、同33.3%減)◇経常利益=2億5,000万円(同3億5,000万円、同28.6%減)◇純利益=1億8,000万円(同2億5,000万円、同28.0%減)