フコクの2027年3月期第2四半期(2026年4~9月)業績は、売上高が467億6,900万円で前年同期比5.4%増、営業利益が24億9,400万円で同61.0%増、経常利益が26億6,500万円で同74.5%増、純利益が16億5,800万円で同74.9%増だった。

 セグメント別にみると、機能品事業は、売上高が218億8,400万円で同5.2%増、営業利益が25億500万円で同15.2%増。

 売上高は、同社がソリューション提供による拡販に注力している中国系ワイパーメーカー向け製品の受注が引き続き堅調に推移したことなどから増収。利益面は、売上高の増加に加え、半導体製造装置向けシール製品の受注増加、また、生産性向上や価格適正化努力および赤字低採算製品の削減の効果が原材料費や労務費などの上昇による影響を上回り増益となった。

 防振事業は、売上高が199億2,800万円で同7.0%増、営業利益が15億3,100万円で同33.4%増。

 売上高は、建設機械向け製品や半導体製造装置向けウレタン製品の受注が堅調に推移したことなどから増収。利益面は、売上高の増加に加え、生産性向上や価格適正化努力および赤字低採算製品の削減の効果が金具鋼材費や労務費などの上昇による影響を上回り増益となった。

 ライフサイエンス事業は、売上高が4億3,800万円で同18.6%減、営業利益が7,900万円で同38.5%減。

 売上高は、中国での再生医療制度の規制強化に伴う中国向け培地・バッグの受注減が第2四半期に大きく影響したことで減収。利益面は、売上高の減少に対し、原価低減や価格適正化、生産性向上に取り組んだものの減益となった。

 金属加工事業は、売上高が20億600万円で同9.3%減、営業利益が9,200万円(前年同期は5,800万円の損失)。

 売上高は、採算性向上に向けた事業の選択と集中を進めたことから減収。利益面は、非採算部品撤退による収益性改善に加え、建設機械関連製品の需要回復や価格適正化努力および生産性向上の効果により黒字転換となった。

 ホース事業は、売上高が29億4,800万円で同13.4%増、営業利益が3億7,500万円で同78.4%増。

 売上高は、商用車向けの受注が堅調に推移したことから増収。利益面は、売上高の増加に加え、付加価値の高い製品の拡販、また、生産性向上や価格適正化の効果が原材料費や労務費などの上昇による影響を上回り増益となった。

業績予想を上方修正

 同社は2027年3月期通期業績予想を上方修正した。売上高は、機能品事業、防振事業、ホース事業の売上高が堅調に推移し、営業利益においても、前期から取り組んでいる生産性向上や価格適正化努力および赤字低採算製品の削減の効果が表れてきていることおよび第2四半期までの中東情勢が同社業績に与える影響、また、原材料などの上昇に対する売価への反映に関する取り組み状況およびこれらの第3四半期以降の業績への影響などを考慮した。

 ■2027年3月期通期業績予想
 ◇売上高=900億円(前回予想850億円、増減率5.9%増)◇営業利益=40億円(同33億円、同21.2%増)◇経常利益=40億円(同33億円、同21.2%増)◇純利益=28億円(同23億円、同21.7%増)