ノルウェーの布製タイヤチェーンメーカー、AutoSock Operations(オートソックオペレーションズ)は、10月20日にノルウェー大使館(東京都港区)で「AutoSock日本発売20周年記念セミナーおよびレセプション」を実施した。当日は業界関係者や販売代理店を招き、同製品20年の歩みと冬道の安全確保・災害対応・BCP対策における活用事例などを発表した。

布製チェーン装着を実演するオートソックオペレーションズのコンスタンティノス・ギアヌシスCOO

 同社の「オートソック」は、タイヤに靴下のようにかぶせて装着できる布製のすべり止めで、金属チェーンに比べて軽く約1分で着脱できる扱いやすさが特長という。

 同製品は2006年、国内自動車メーカーの純正用品に採用され、2018年には国土交通省の「チェーン規制対応品」に認定されるなど、日本で求められる性能要件を実現。現在は対応タイヤサイズが700種以上に拡大、安全・事故防止用品として日本での浸透につなげてきた。

 記念イベントでは、こうした足跡を披露するとともに、国内販売代理店の中発販売が乗用車用タイヤチェーン市場では布製のシェアがこの4年間で15%ほどから約50%に拡大したこと(同社調べ)、三菱製鋼がトラックに加えフォークリフトにも活用が広がった業務用車両分野での展開と新製品をそれぞれ説明した。

 さらに日本自動車連盟(JAF)やNEXCO東日本が、布製チェーンによる救援事例などを紹介した。

 オートソックオペレーションズは「昭和から平成を経て令和の時代になり、安全性、快適性など自動車技術の進歩は目を見張るものがある。タイヤチェーンも金属から布製チェーンに進化したが、当社製品は安全性、快適性でその最先端にいる」との自負を語った。

左から ギアヌシスCOO、セールス・マーケティングディレクターのステファン・ムッハ氏 CEO兼取締役会長のオッド・クリスチャン・クローン氏