フコクの2027年3月期第1四半期(2026年4~6月)業績は、売上高が233億5,800万円で前年同期比2.8%増、営業利益が15億1,500万円で同51.4%増、経常利益が15億7,800万円で同71.9%増、純利益が9億9,900万円で同102.8%増だった。

 セグメント別にみると、機能品事業は、売上高が111億8,200万円で同7.8%増、営業利益が14億900万円で同28.0%増。同社が拡販に注力している中国系ワイパーメーカー向け受注が堅調に推移したほか、電気自動車向け対応製品の放熱ギャップフィラーの受注も底堅く推移したことなどから増収。損益面は、増収に加え、赤字低採算製品の削減、価格適正化努力および生産性向上の効果により、原材料費や労務費等の上昇を吸収したことで増益となった。

 防振事業は、売上高が96億6,700万円で同1.4%減、営業利益が8億6,700万円で同24.7%増。連結子会社「フコクインディア」の決算日を前第1四半期連結会計期間から変更した影響で減収となったものの、変更に伴う防振事業の売上高影響が5億4,800万円あったことに加え、建設機械向け製品および半導体製造装置向け製品の受注が堅調に推移したことなどから、実質的には増収。損益面は、原価低減努力、価格適正化努力および生産性向上の効果により、金具鋼材費や労務費等の上昇を吸収したことで増益となった。

 ライフサイエンス事業は、売上高が2億7,400万円で同5.0%増、営業利益が6,200万円で同0.2%増。バイオ関連製品の受注が堅調に推移したことで増収。損益面は、主に増収効果により増益となった。

 金属加工事業は、売上高が9億5,500万円で同20.7%減、営業利益が2,700万円で同10.1%減。採算性向上に向けた事業の選択と集中を進めたことで減収。損益面は、非採算部品撤退により収益性は改善したが、事業シフト完了後の新たな成長に向けた建設機械ビジネスへの設備投資に伴う償却費の増加で減益となった。

 ホース事業は、売上高が14億8,100万円で同15.5%増、営業利益が2億1,800万円で同100.6%増。商用車向けの受注が堅調に推移したことで増収。損益面は、増収に加え、原材料費や労務費等の上昇を生産性の向上や合理化、売価反映等により吸収したことで大幅な増益となった。

 2027年3月期通期業績は、売上高850億円で前期比5.6%減、営業利益33億円で同13.3%減、経常利益33億円で同14.6%減、純利益23億円で同100.9%増を見込んでいる。