第3回流通動態調査結果を発表
東部ゴム商組、工業用品部会商工懇談会を開催
その他 2018-08-01
続いて加藤部会長が景況観測調査をふまえた商業界の市況について「景況観測調査から仕入価格の上昇が見受けられる。現在、商品の値上げが始まっており、今後もこの流れが拡がっていくと、我々商業界はみている。しかし、販売価格は仕入価格の上昇ほど上昇できていない。仕入れ価格は上昇を始める。商業者もお客様への転嫁を始めたいと思っている。しかし、なかなか同じタイミングで値上げすることができないというのが数字に表れている。粗利益も仕入価格の上昇に対し、販売価格に転嫁できない分、7-9月、10-12月に向けて逼迫してくることが表れている」と報告した。
その後、西山正晃副部会長(ニシヤマ社長)が流通動態調査の第3回アンケート結果を報告。それによると同部会員企業41社、同部会選定の組合員企業19社の計60社を対象に調査し、50社から回答があった。回答率は83%。西山副部会長は「今もある程度傾向は出ているが、何年も続けていく中で、工業用品部会としてどのような市場の動きなのかがみていけると期待している」と、調査の意義を強調した。
続いて各工業会報告に移り、建築ガスケット工業会の堀田秀敏会長(ホッティーポリマー社長)、日本ゴム精練工業会の野田明志会長(TPRノブカワ社長)、日本ゴムロール工業会の中川俊次副会長(金陽社執行役員)、墨東ゴム工業会の柳田昌作副会長(ナガセケンコー社長)、霜田知久副会長(霜田ゴム工業社長)がそれぞれ活動状況や工業会を取り巻く課題などを説明した。またゴム板の動向についても入間川ゴムの清水佑樹社長、十川ゴムの豊田俊雄取締役が説明した。
懇談会終了後、午後5時過ぎから懇親会が開かれ、永田嘉男副理事長(平和ゴム商工社長)のあいさつに続き、加藤部会長が乾杯の発声を務めた。約1時間半後、日本ゴム精練工業会野田会長が締めて散会した。
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