「防火戸の動向、建築開口部協会の新たな取り組みについて」をテーマに
建築ガスケット工業会、「臨時技術セミナー」を開催
工業用品 2023-04-03
建築ガスケット工業会(二瓶修和会長=富双ゴム工業社長)は3月24日、「令和4年度臨時技術セミナー」を東京浅草の台東区民会館で、会員ら43人が出席し開催した。
冒頭二瓶会長は「年度末の忙しい中、出席して頂き感謝申し上げる。本日の講演を聴講し、内容を日常業務に反映できるように、より一層有意義なものにしてほしい」などとあいさつした。
セミナーでは、建築開口部協会の石積広行住宅防火部部長を講師に「防火戸の動向、建築開口部協会の新たな取り組みについて」と題して講演を行った。石積部長は、講演の中で「脱炭素社会実現に資するため、建築物のエネルギー消費性能向上を図るには、木造構造を普及させることも一案で、それによって防火戸の重要性もより増してくる」などと解説した。
さらに化学物質評価研究機構の菊地貴子高分子技術部技術課課長を講師に「ゴム、プラスチック材料の評価法について」および「化学物質の分析及び燃焼試験、難燃試験について」と題した講演が行われた。菊地課長は講演の中で、「高分子技術部では近年、生分解性プラスチックの評価や、高分子材料の燃焼メカニズム、難燃性評価などに注力している。それらには多様な評価方法があり、これらに関して概要を説明するので、是非とも参考にしてほしい」などと評価方法の解説やアピールを行った。
技術委員会報告では、大塚徹技術委員長(タケチ執行役員技術部長)が「JISA5756建築用ガスケットおよびJISA5760建築用構造ガスケット原案作成委員会の進捗状況」について説明を行った。続いて同会の後藤隆司事務局長から来年度の行事予定や会員企業の動向などについて報告が行われた。
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47人が出席
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