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アシストスーツ「アルケリス」を紹介

墨東ゴム工業会、すみだ生涯学習センターで「三木会」

工業用品 2022-08-02

 墨東ゴム工業会(霜田知久会長=霜田ゴム工業社長)は7月22日、東京・東向島のすみだ生涯学習センターで「三木会」を会員ら25人が参加し開催した。

 今回は賛助会員である小菅の仲介により、アルケリスが製造販売している足に装着するアシストスーツ「アルケリス」が紹介された。

 冒頭霜田会長が「我々ゴム業界の現場では、重量のあるゴムベールを持つような力仕事や、暑い現場など身体に負担の掛かる作業工程が多く、負担軽減が課題となっている。一連の作業は敬遠されがちで、人材不足も深刻な状況といえる。これら課題の解決策の一つと期待されるのが、アシストスーツであり、力仕事の軽減に貢献できるのではないかと思い、今回紹介してもらうことにした。実際に装着することもできるので、是非とも体験してほしい」とあいさつした。

アルケリスを体験する霜田会長


 紹介されたアルケリスは、外科手術などの際に長時間立ち姿勢でいる医師の負担を軽減するために医工連携・産学連携で開発された製品。医療現場に留まらず金属加工や食品加工工場、スーパーのレジ係員など、様々な立ち姿勢の作業現場での効果が期待されている。

 アルケリスの最大の特徴は、立ち姿勢において体重をスネとモモに分散して支えることで体幹が安定し高いパフォーマンスを引き出すことができること。さらに①装着したまま自由に歩ける②電源不要③簡単装着、という優れた特徴も有している。

 会場では、数台のアルケリスが用意され、霜田会長を始めとした多くの出席者が実際に装着して体験した。装着体験した会員からは、簡単に装着でき予想以上に足腰の負担が軽減されたとの感想や、アルケリスにはゴムの部品が使用されているのか、使用されているのならばもう少し多く使用できないのか、などの意見も寄せられていた。

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