2022年3月期第1四半期業績
不二ラテックス、医療機器事業は微減収
工業用品 2021-08-06
不二ラテックスの2022年3月期第1四半期(2021年4~6月)業績は、売上高が20億8,000万円(前年同期は16億6,100万円)、営業利益が2億4,000万円(同6,100万円)、経常利益が2億2,000万円(同4,600万円)、純利益が1億5,300万円(同3,600万円)となった。
なお、「収益認識に関する会計基準」を適用したことに伴い、前年同期比増減率は記載していない。
セグメント別にみると、医療機器事業は売上高が5億4,500万円(同5億4,800万円)、営業損失が1,900万円(同2,700万円の損失)。
主力のコンドームは、新素材コンドームSKYNの売り上げが好調で、ネット販売も伸長したが、新会計基準適用の影響もあり、若干の減収となった。利益面では不採算製品の見直し、生産歩留まりの向上、販売費節減へ継続的に取り組んだことで増益となった。
メディカル製品については、前年に発生した欧州のロックダウンによる輸出停止などの特殊要因が今期はなく、増収となった
セグメント全体の営業利益は、コンドームの原価率が高止まりしているなどの利益圧迫要因により、損失となった。
精密機器事業は売上高が14億700万円(同10億円)、営業利益が3億6,500万円で前期比97.1%増。
精密機器事業は国内・海外ともに昨年12月以降に取引先の需要が急回復し、今期に入っても受注が好調に推移。生産設備用市場では半導体・通信機器装置に続いて工作機械関連向けの需要も拡大したほか、幅広い業種で生産増の動きが見られ、増収に寄与した。また、海外向け取引では欧州を中心に部材確保に向けた動きが継続。製品別ではショックアブソーバおよびロータリーダンパーともに大幅増収となった。
セグメント全体の営業利益は、受注増に伴う生産効率向上、人員の適正配置や工数削減による製造経費削減、販売費節減へ継続的に取り組み、利益率が大幅に改善した。
SP事業は売上高が7,700万円(同5,600万円)、営業損失が200万円(同800万円の損失)。前年と同様に、新型コロナ感染症拡大に伴う緊急事態宣言の発動が売り上げの下押し要因となったが、主力取引先の業況回復などによる業績の底上げ効果がみられた。
セグメント全体の営業利益は、売り上げの回復と原価率の改善により増益となったが、損益分岐点売上高に達せず、損失となった。
食品容器事業は売上高が5,100万円(同5,600万円)、営業利益が1,100万円で同50.9%減。主に海外向けの取引が低調に推移したことにより減収。セグメント全体の営業利益は、新規投資等の費用増加のため減益となった。
2022年3月期通期業績予想は、売上高76億円、営業利益4億2,800万円、経常利益3億8,700万円、純利益1億4,600万円を見込んでいる。
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