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【新年トップインタビュー】

モルテン取締役・工業用品事業本部最高執行責任者小林俊彦氏、「社員の作業環境の改善に全力挙げる」

工業用品 2018-01-10


 ■EV化の流れ
 今後、中国を先頭に段々とEV化が進むだろうが、世界規模でみるとその割合はまだまだ内燃機関だろう。

 当社は防振ゴム、吸気冷却、ボディ部品、電装の4分野が軸だが、EVになっても味付けが変わるくらいで、なくなることはないとみている。防振ゴムは乗り心地など快適性向上のため増える可能性もある。吸気冷却の分野でもモーター、電池の冷却が必要だ。ボディは車である限り必要だし、電装は絶縁などにますます脚光を浴びるだろう。SVF(サウンド、バイブレーション、フロー)をキーワードに、これを極めることで、4分野に選択集中し、戦っていく考えだ。

 ■物流について
 大きな焦点をあて取り組んでいる。船は陸送に比べ安価なので、これを活用し中国工場と広島のシナジーをこれまで以上に上げていきたいと思う。

 ■海外拠点の状況
 米国、タイ、中国、メキシコ、ベトナムに拠点があるが、いずれも絶好調と言って良い。米国は国内が好調を持続しており、タイ、中国は生産変動を抑えるために、国内需要と輸出をそれぞれ5割ずつにビジネススキームを変えたことが、奏効している。メキシコ、ベトナムは現地パートナーと組み、委託生産の形で供給している。委託生産は、お互いがウインウインの関係をどう保っていくかが重要で、そのノウハウを持っている。

 自動車メーカーはアライアンスなどにより、規模が大きくなっている。それに対し、部品メーカーにも対応が迫られているが、当社としては数を追うのではなく、質をしっかりと高めていく。メキシコ、ベトナムも強くしていくことが優先だ。

 当社のヒト、モノ、カネを考えると、拠点数を増やすより現状の日本、海外拠点を強くしていくことが重要だ。質の拡大に向け、設備の自動化など改善余地はまだあると考えている。

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