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スポーツから自動車、医療まで展開

魅力あるゴム企業「モルテン」

工業用品 2017-04-24

競技用ボールでは世界的に有名だ(写真はバスケットボール)


 モルテンは1958年、ゴム製品製造業として広島県に設立された。社名のmoltenは「溶解する」「鋳造する」という意味の英単語meltの過去分詞で、ほかに「古いものから新しいものに脱皮する」という意味もある。

 古くても良いものは残しながら、新しいものを積極的に取り入れる前向きな企業姿勢で歩むという意味を込めて、この社名が名付けられたという。

 モルテンといえば競技用ボールのメーカーとして有名だが、自動車部品も競技用ボールと同様、創業当時からの基幹製品として自動車メーカーや多くの自動車部品メーカーに供給している。

 競技用ボールでは、バスケットボール、ハンドボール、サッカー、バレーボールなど各種のボールを製造・販売しており、前出の4競技用ボールの国内シェアは7割に達している。グローバルでもシェア13%を占めているという。競技用ボールの生産はほとんどが海外で、タイと中国の工場で生産されている。

 自動車部品事業は、音、振動、流れを制御する技術を軸に開発を進め、アンダーカバーやハーネスグロメット、エアダクト、バンプストッパー、ストラットマウントなどボディー、吸気冷却、電装、防振部品を製造している。日本のほかアメリカ、メキシコ、タイ、中国、ベトナムに生産・販売拠点を置いている。

 スポーツ、自動車部品に続く第3の柱として注力しているのが医療・福祉機器事業。医療や福祉の現場で必要とされる体圧分散や離床支援を目的とした製品を生産している。床ずれ予防用マットレスでは国内トップシェアという。高齢化社会に向けて製品開発に力を入れている。

 まだビジネスは小さいが、新規事業として育成しているのが、親水用品事業と産業資材事業。浮き桟橋や橋梁用ゴム支承などを開発・生産している。

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