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自動車部品 60年近い歴史

【インタビュー】モルテン取締役 工業用品事業本部 最高執行責任者 小林俊彦氏

工業用品 2016-12-22


■自動車部品事業の沿革
 当社は1958年11月に競技用ボールなどゴム製品製造業として設立されました。翌59年4月には自動車部品事業に参入するなど、自動車関連では60年近い歴史を有しています。

 地元のカーメーカー、マツダ向けにゴム製の窓枠、ウェザーストリップを供給したのが始まりです。その後、素材革命などがあり、ゴムから樹脂へ使用材料が変わっていく中で、ゴムライクな塩ビ系、さらに硬質系樹脂やエンプラなどを使用し、今日ではゴム4割に対して樹脂6割という比率です。

■主要な自動車部品
 ゴム部品では防振ゴム、吸気系ホース、ハーネスグロメットやアンダーカバーなどのボディー部品があり、なかでもグロメットはかなりの量を生産しています。樹脂製品では、ホイールキャップやピラーガーニッシュ、アンダーカバーなどを生産。特にピラーガーニッシュとアンダーカバーが樹脂の主力製品となっています。

■自動車部品の位置付け
 会社組織としては、①スポーツ事業本部②工業用品事業本部③健康用品事業本部と、3つの事業本部があります。工業用品事業本部では、自動車部品と産業資材を統括しています。産業資材では、橋梁用ゴム支承、樹脂瓦などを製造・販売しています。

■足元の自動車部品の状況
 当社は9月期決算で、17年9月期の第1四半期(16年10-12月)が終わりましたが、足元はまずまずの状況です。国内はマツダが一番のお客様で、マツダは自動車生産の8割が輸出向けですが、国内生産量はトヨタ自動車に次いで多く、最近新しい車種に切り替わったため、仕事量が増えています。

 次に多いお客様は三菱自動車で、燃費問題から生産減少が続いていましたが、ようやく同社の水島製作所は2直体制に復帰しましたので、今後仕事量が増えていくことを期待しています。

■海外拠点の現況
 自動車部品では、生産拠点として米国、タイ、中国、販売拠点としてメキシコ、ベトナムの計5拠点があります。各拠点とも足元は総じて好調です。タイは自動車販売が低迷しているが、当社は比較的堅調な動きとなっています。中国はエコカー減税が続いているので新車販売が伸び、それに伴って当社も順調です。

 現状では国内外含めて、今ある拠点の設備等の更新投資は続けていきますが、海外での新たな拠点づくりについては、特に計画はありません。

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