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2017年自動車タイヤ国内需要見通し

JATMA、16年並みの1億1819万本と予測

タイヤ 2016-12-22

 日本自動車タイヤ協会(JATMA)は12月15日、16年の自動車タイヤ国内需要見込み及び17年の需要見通しを発表した。それによると16年の国内需要は、1億1787万本で前年並みを見込む。17年の予想も1億1819万本で前年比ほぼ横ばいの見込み。

■需要予測の前提
 17年の経済成長率は1.1%、自動車生産台数は923万9000台で同1%増、国内販売台数は497万7000台で同1%増、輸出台数は465万9000台で同1%増の見通し。

■新車用タイヤ需要動向
 16年は輸出車が前年をやや上回るも、国内新車販売が前年を下回ったため、四輪車用計で前年比1%減と見込んだ。17年は国内新車販売、輸出車とも前年をやや上回るとし、四輪車用計で同1%増と予測した。

■市販用タイヤ販社販売需要動向
 ▽夏用タイヤ=16年は四輪車用計で前年をやや下回ると見込む。17年は四輪車用計でほぼ前年並みと予測した。

 ▽冬用タイヤ=16年は、例年より早い降雪の影響により、四輪車用計で前年比2%増と見込んだ。17年は四輪車用計でほぼ前年並みと予測した。

 「16年は冬タイヤ販売にとって重要な11月に降雪があったこと、また普段雪が積もらない地域での積雪が需要を喚起。11月単月では売り上げが前年比15%増加した。17年は11―12月に一定の降雪があるとみて、16年並みを維持すると予測している」(JATMA)。

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