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ゴムホース需要予測

日本ゴムホース工業会、17年は生産量・出荷額とも微減

工業用品 2016-12-22

17年の予測
 17年のゴムホース生産量は3万4290トンで前年比0.5%減、出荷金額は1332億円で同0.7%減と、ともに前年を下回ると予測している。

 品種別では、自動車用ホースは生産量が2万2900トンで同1.3%減と予測。国内自動車生産台数は横ばいとして、年間を通じておおむね前年同期並みで推移するとみているが、16年10―12月に見込まれる中国の補助金特需分がなくなるため、10―12月が前年を下回るとみて、自動車用ホースも10―12月は前年同期比4.4%減と予測している。

 高圧用ホースは、生産量が4310トンで前年比2.1%増と予測。海外は需要の回復待ちにより若干のマイナスとみるが、国内が公共工事の増加による建機需要の増加で前年に比べプラスになると予測している。

 その他用ホースは、生産量が7080トンで同0.3%増と予測。一般汎用ホース、耐油ホース、耐摩ホース、ケミカルホースの一般産業分野での需要が安定基調に推移するとみており、前年並みと予測した。また、大口径耐油等の特殊プロジェクト向けの需要も横ばいとみている。

16年の見込み
 16年のゴムホース生産量は3万4477トンで前年比2.0%減、出荷金額は1341億円で同1.5%減を見込む。

 自動車用ホースは、国内自動車生産が減少していることから、生産量が2万3193トンで同0.3%減少する見込み。

 高圧用ホースは、建設機械需要の減少に底打ち感がみられ、夏場以降に生産量が増加したことから、生産量が4223トンで同2.5%増になる見込み。

 その他用はプロジェクト向けの大口径ホースが低迷したことで、生産量は7061トンで同9.6%減と大きく落ち込むとみている。

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