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8社が参加

東部ゴム商組・墨東支部、台湾のゴム用機械、原料メーカーを視察

商社 2023-07-10

 東部工業用ゴム製品卸商業組合・墨東支部(田口昌也支部長=ミナトゴム社長)主催の台湾視察ツアーが6月11~14日まで行われた。視察ツアーには東部ゴム商組の塩谷信雄理事長(バン工業用品社長)、黒川和彦副理事長(不二工業社長)も随行。墨東支部からミナトゴム、双龍産業、カシマ産業、小里機材、築地製作所、ドゥ・ヤマモト、日加商工、平和ゴム商工の8社、総勢14人が参加した。墨東支部が主催する海外視察ツアーは今回が初めてとなる。

台湾ゴム・エラストマー工業協会との交流会で


盤石での記念撮影


南帝化学工業での記念撮影


 台湾では、ゴム成型機メーカーの磐石(PAN STONE)、合成ゴム・エラストマーメーカーの南帝化学工業を訪問。また、台湾ゴム・エラストマー工業協会にもゴム業界団体として表敬訪問し、同工業協会主催の懇親会では会員企業らと情報交換や親交を深めた。

 田口支部長は「新型コロナの影響で海外渡航の制約が続き、海外事情を自分の目で確かめることができなかった。海外視察の企画が上がった時点で、日本のゴム産業とも古くから関係が深く繋がりがある台湾へ訪問することにした。今回は双龍産業の和田孝至社長がコーディネーターとなって有益な視察を提案して頂いた」とツアーの成果を語った。

 磐石はゴム用射出成型機をはじめ真空ゴムプレス機、液状シリコーンゴム成型機などのゴム用機械メーカーで、台湾をはじめ日本、米国、欧州、東南アジア、中国などで高い実績を誇る。日本ではダイハンが販売代理店を務め、ダイハンの森大作社長も現地視察に立ち会った。

 また、南帝化学工業は合成ゴムのNBR、ラテックス、熱可塑性エラストマーメーカーで日本では双龍産業が取り扱い、品質や供給量、納期面で万全の体制を敷いている。

 今回のツアー参加企業には東南アジアに拠点を持つ企業も多く、ゴム原材料からゴム用機械、人脈も含めたグローバル・サプライチェーンの確立に注力していく傾向にあり、その一助に繋がったツアーとなった。

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