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大番が発泡体加工技術などをアピール

西部ゴム商組、商品説明会&工場見学会開く

商社 2021-10-04

大崎大番社長(右)が工場を案内


 西部工業用ゴム製品卸商業組合(岡浩史理事長=岡安ゴム社長)は9月28日、「第57回商品説明会&工場見学会」をオンラインで開催。およそ100人が参加した。今回は発泡体加工を得意とする大番(大崎常行社長)が企業・商品紹介を行った。

あいさつする小島西部ゴム商組事業委員長


大崎社長


 冒頭、西部ゴム商組の小島孝彦事業委員長(角一化成社長)が、「コロナ禍のためオンラインでの開催となったが、オンラインだからこそ普段は参加できない遠方からも参加することができ、また、動画によって工場の細かいところまで紹介できるなど、メリットもある。今回の商品説明会&工場見学会を日々の業務の参考にしてもらいたい」とあいさつ。

 続いて、大崎社長が企業紹介を行った。大番は1957年、「大番漉割工業所」として現社長の祖父がスリッパの底ゴム(現在のEVAフォーム)を加工する専門業者として大阪市浪速区で創業した。

 大番(おおばん)という社名は祖父が命名。お客様がご主人様で、それを支えるのが番頭。その番頭の中で一番(大番頭)を目指す。商売は頭ではなく、心で取り組むという想いから、「頭」を取り、「大番」と名付けた。

 その後、自動車のシートクッション加工を中心に社業を拡大。カット機、打ち抜き機などを購入し、ウレタンフォームを中心とした加工業者へと進化してきた。1995年、現社長の常行氏が13年間のサラリーマン経験(東洋ゴム工業:現TOYO TIREに勤務)を経て、大番に入社。当時は95%以上がウレタンフォームメーカー向けの加工で、「自分たちで価格を決めることができない下請け会社だった」(大崎社長)。自社の将来性を鑑み、その後は顧客を確保するため新規開拓に注力。ゴムスポンジ、ポリエチレンフォーム、ポリスチレンフォーム、ポリプロピレンやエチレンプロピレンゴム(EPDM)スポンジなど、あらゆる発泡体の加工を扱う企業へと成長した。

 現在は、自社の事業をさらにアピールするため、独自の発泡体加工技術を活かした緩衝材、断熱材、吸音材、シール材、パッキング材、梱包材を「MAMORUtain」(マモルタイン)ブランドで展開。「あらゆる企業が抱える課題を発泡体加工という形でタイムリーに解決していきたい」(同)。

 次いで、大番の担当者が画像や動画を用いて、商品紹介・工場案内を行った。工場案内動画は大崎社長自らがリポーターとなって工場を案内。BGMや効果音、テロップなども入れられ、YouTube風の加工・編集が施されたユニークかつ分かりやすい内容となっていた。

 商品紹介では、発泡体加工技術を活かした各種商品を紹介。近年では、コロナ禍の影響を受けて、ワクチン搬送用の緩衝材や発泡体で作られた感染対策用パーテーション、ガラス搬送用緩衝材などの需要が増加しているという。

 同社ではYouTubeを活用した企業・商品アピールにも注力している。チャンネル名は「マモルタイン」。工場の設備紹介を中心に各種商品のアピールを行っている。また、大崎社長のゴルフ好きが高じて、同社ゴルフ部の活動を紹介するチャンネル「マモルタインゴルフ」もYouTubeに開設。ゴルフ部の発案で、発泡体を使用したゴルフ練習用「折り畳み傾斜マット」を商品化するなど、趣味が仕事にも活かされている。

 質疑応答では、参加者から多くの質問が寄せられ、関心の高さが伺える商品説明会&工場見学会となった。

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