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明治ゴム化成がホースを紹介

西部ゴム商組、第61回商品説明会を開催

商社 2023-09-19

 西部工業用ゴム製品卸商業組合(小島孝彦理事長=角一化成社長)は9月11日、中央電気倶楽部(大阪府大阪市)で第61回商品説明会を開催した。今回は明治ゴム化成から講師を迎え、会場とWebのハイブリッド形式で実施。当日は会場32人、Web約50人が参加した。

 明治ゴム化成は1900年の創業以来、印刷用ブランケットや昇降機部品、製紙ロールなどのゴム製品のほか、プラスチックコンテナやパレットなどの樹脂製品を数多く提供してきた。中でもフレックスホース事業部が展開する「メイジフレックスホース」(コンポジット・ホース)は化学、石油、鉄鋼、機械、飲料等の幅広い分野での設備用ホースとして、陸運・海運業界ではオイル、ケミカル分野での荷役用ホースとして高い評価を得ている。

 今回はフレックスホース事業部営業チームマネージャー兼名古屋事務所長の今泉篤雄氏が講師を務め、同社のコンポジット・ホースや用途事例を解説した。コンポジット・ホースは、樹脂フィルム、チューブ、布等を多層に重ね、その内外にワイヤーをらせん状に巻いていることが特長。それにより、安全性や耐久性、耐薬品性に優れていることに加え、軽量で柔軟性に富み、取り扱いが容易で、繰り返しの曲げに耐えうる強靭さも備える。

 同氏は各種製品として、耐薬品性に優れるケミカルホースや、発煙硫酸や硝酸にも耐えうるフッ素樹脂ホース、極低温化でも可とう性を有し、霜の付着や氷結がし難いことからロケットの打ち上げにも寄与しているクライオジェニックホースなど多彩なラインアップを紹介。品種別それぞれの特長やユーザーによる定期点検法、ユーザーの悩みとそれに対する提案方法、幅広い分野での採用事例などを分かりやすく解説した。

 最後に行われた質疑応答では、出荷時の製品検査について質問があり、ホースや加締め部分の外観および長さなど全数検査を実施していると回答した。

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