新規事業のトレンドとパネルディスカッション
西部ゴム商組、夏季定例講演会を開催
商社 2023-08-21
中小企業の成長戦略のひとつとしてあげられ、注目されている新規事業での展開。
西部工業用ゴム製品卸商業組合(小島孝彦理事長=角一化成社長)はこの新規事業開発について考える夏季定例講演会を8月9日、ホテル日航大阪(大阪府大阪市)で開催、組合員企業や賛助会員などおよそ60人が参加した。

夏季定例講演会第2部のパネルディスカッション
盛況となった同講演会は2部構成で、第1部には「産業財における新規事業開発のトレンド」~Chat GPTや特許データベース等の情報技術活用、サステナビリティ視点の組み込み~をテーマに三菱UFJリサーチ&コンサルティング・経営コンサルティング第2部マネージャーの安藤景祐氏の講演が行われた。また第2部は小島理事長司会のもとクリヤマジャパンの山本正之常務取締役、岡安ゴムの岡浩史社長、そして第1部の安藤講師も加わりパネルディスカッションが行われた。
第1部の安藤氏の講演は①そもそも新規事業とは②産業財の中小中堅企業における新規事業開発の成功のポイントは何か③新規事業開発の進め方と最近のトレンド―が骨子。新規事業と言ってもメーカー向けの方向性、商社向けの方向性があり、例えばメーカー向けには「保有技術を活用して新たな成長市場へ参入」、一方商社向けの新規事業の方向性については、「既存の顧客を深堀することで、結果として新市場を育成していく」といった方向性の違いを示した。
第2部のパネルディスカッションでは、小島理事長からパネリストのクリヤマジャパンの山本常務、岡安ゴムの岡社長に①新規事業のとっかかりとなるニーズ、シーズ、商品はどのような活動を通じて探しているのか②ニーズが見つかったとして、事業化に向けてどんな活動をしているのか③過去の成功例や失敗例について④新規事業に関わる目標をどのように設定しているのか⑤今後の自社とゴム業界における新規事業開発に向けての展望--など出されたテーマにリアルな事例が披露された。
クリヤマジャパンはファブレスメーカーとして協力企業と連携しながら、新規の製品開発や新規販路の開拓を行って新規事業に取り組んでいること、岡安ゴムは国内外の自社工場で独自技術を活かした開発製品の新規販路を見出していく推進力がすでに知られているところだが、これまでの経験など知見をあらためて語った。
夏季定例講演会終了後は懇親会も開催され、小賀野哲郎副理事長(オガノ社長)が乾杯の音頭を取り、料理を楽しみながら交流を深めた。
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