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大型三次元振動台による加振を実演

日本海洋科学、「デモ加振見学会」を開催

工業用品 2023-08-21

 日本海洋科学は8月9日の14時から、同社のYOKOHAMA LAB(神奈川県横浜市)において「デモ加振見学会」を開催した。当日は同社が保有する大型振動試験場で大型三次元振動台による振動試験ならびに耐震試験を公開実演し、44人が参加、盛況となった。

試験機によるデモの様子


 同社は日本郵船100%の子会社。「海のソリューションコンサルティングカンパニー」として、海事コンサルティングなどのサービスや、操船シミュレータなどのプロダクト提供を行っている。

 今回の見学会では、同社や同社振動試験グループならびに、モーションキャプチャ(特殊カメラ画像による変位検出)、レーザー変位計、震度計、輸送振動試験用20ftコンテナ、試験動画収録システムなど、試験場についての説明が行われた。その後、デモ加振に移り、共振点探査、実地震波(3軸)、人工地震波、輸送振動規格(単軸加振)、輸送振動再現(3軸)など――16種類の加振を、大型三次元振動台によって実演。質疑応答が行われたのち、解散となった。

 同社によると、「試験期間は最短1日~最長2週間で対応しているが、閑散期など時期によっては適宜対応することも可能だ。複数の試験体を入れ替えて何度も試験することもできる。当試験場の1日当たりの基本試験料は、初日が220万円(2日目以降は180万円/1日)。加振を繰り返しても同じ料金となる。また、料金には建屋自体の利用費も含まれるため、この試験場で振動台を用いた試験以外の作業をしてもらっても問題ない。試験場ならびに2階の会議室にWi-Fi環境を整備している」と積極的な活用を呼びかけている。

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