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8月9日、参加者募る

日本海洋科学が大型三次元振動台の公開実演を実施

工業用品 2023-07-21

 日本海洋科学の振動試験グループは8月9日午後2時から4時まで、自社が保有する神奈川県横浜市の大型振動試験場で大型三次元振動台による振動試験並びに耐震試験を公開実演する。同グループでは50人限定で見学者を募っている。

6月に開催された大型三次元振動台の公開デモの様子


 振動台の最大積載量は20トン、サイズは6.2メートル×2.6メートル規模で、振動試験では船舶、鉄道、トレーラ輸送などの振動・衝撃・動揺の再現が可能だ。さらに兵庫県南部地震クラス、東日本大震災クラスの地震波形を加速度、速度、変位を忠実に再現した加振も能となっている。

 振動試験においては精密機器、家具などの耐震試験、建築・土木構造物モデルの振動試験、免振装置の性能試験などに適し、さらに輸送振動試験では輸送中の貨物損傷原因の究明に適している。

 これまで1,200ケースの試験実績を持つが、例えば鉄道車両用の衝撃試験・耐久試験では連結盤、鉄道車両床装置、車両用変圧器などを試験体とした。

 当日は、モーションキャプチャ(特殊カメラ画像による変位検出)、レーザー変位計、震度計、輸送振動試験用20ftコンテナ、試験動画収録システムの紹介も行う予定だ。

 同社では「前回6月の開催で大変好評だったことから第2回目を開催することにした。希望があれば1社限定でデモ加振を利用した試験体の加振も可能な参加できるデモ見学会として企画している。試験場内の写真や動画撮影も可能。参加者の社名は伏せるので気軽に参加して欲しい」としている。

 日本海洋科学・振動試験グループ主催の大型振動試験申込及び詳細は、次のリンク(https://www.atengineer.com/pr/monohakobi/20230705001.html)から。

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