2021年12月期第2四半期業績
クリヤマホールディングス、アジア、北米、欧州全事業で増収増益
商社 2021-08-06
クリヤマホールディングスが8月6日に発表した2021年12月期第2四半期業績は、売上高が293億8,100万円で前年同期比16.8%増、営業利益が23億7,100万円で同68.3増、経常利益が26億5,500万円で同58.1%増、純利益が18億8,400万円で同59.9%増となった。
セグメント別では、アジア事業は売上高が141億700万円で同9.4%増、営業利益が16億2,400万円で同19.0%増。そのうち、産業資材事業は売上高が91億7,400万円で同26.6%増、営業利益が14億4,600万円で同58.2%増。建機・農機メーカー各社の生産台数が高水準を維持したことから、尿素SCR用モジュール・タンクなどの販売が好調に推移した。また、中国の公共投資拡大により建機メーカーの増産が続いたことで、中国子会社の販売が増加した。
スポーツ・建設資材事業は売上高が46億4,200万円で同13.9%減、営業利益が2億2,500万円で同57.1%減。文教施設の改修や新設物件の受注が順調で、陸上競技用トラック「モンドトラック」や体育館用床材「タラフレックス」の販売が好調に推移したが、駅舎関連案件の計画延期などが影響し、鉄道施設向けタイル「エーストン」の販売が減少。設備投資が低調で、各種商業施設向けの大伴セラミックタイル「スーパー・マテリアルズ」の販売が減少した。
その他事業は売上高が2億8,900万円で同12.1%増、営業損失が4,600万円(前年同期は7,300万円の損失)。イタリア製スポーツアパレル「MONTURA」のオンライン販売が増加し、販促キャンペーンで登山シューズの販売が増加したが、営業費用を吸収するには至らなかった。
北米事業は売上高が132億1,300万円で同23.1%増、営業利益が10億5,700万円で同106.9%増。ワクチン接種の普及で外食産業が回復傾向となり、飲料用ホースの販売が増加。農業、インフラ分野の好調も継続し、製造業の需要も持ち直したことで各種産業用ホース・継手の販売が増加した。
欧州事業は売上高が20億6,000万円で同35.0%増、営業利益が1億6,900万円(前年同期は9,700万円の損失)。欧州、南米諸国でのワクチン接種の普及により行動制限の緩和が段階的に進められたことに加え、スペインでのインフラ投資拡大が追い風となり、スペインとアルゼンチンに拠点を置く製造販売子会で消防機関向け消防用ホース・ノズルの販売が増加した。
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