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「浪速(大阪)よもやま話」がテーマの講演会も

西部ゴム商組・近畿支部会が講演会と懇親会を開催

商社 2019-12-18

 西部工業用ゴム製品卸商業組合(岡浩史理事長=岡安ゴム社長)・近畿支部は12月6日、大阪のリーガロイヤルホテルで近畿支部会と講演会並びに懇親会を開催した。

あいさつする田井近畿支部長


 三島通弘事務局長の司会進行のもと、田井登支部長(ムツボシ副社長)が支部会の4月から12月までの活動報告と来年度の予定などを発表した。また「去年から今年にかけて大型台風が日本を襲い、各地で被害を受けている。昨年の台風21号では関西も大きな打撃を受け、私の自宅や会社も被害にあった。台風でも雨台風になると川が決壊して被害を与えたことから、その対策が進んでいると聞く。その対応のひとつに川の底をさらって深くすることや堤防を高くするなどの検討がされているようだ。これらの大型台風に備える方法として関東には首都圏外郭放水路という河川の洪水を地下に取り込む施設があり、これがトンネルを通して江戸川に放水するという機能を持ち、今回の雨台風に効果があったと言われている。実は大阪にも同じような施設で地下河川というものが南部・北部にある。これは地下にもう一本川を作るというもので、2043年に完成するという大きな工事が行われており、ゴム関連も部材で係わっている企業もいるかもしれない。都会には経済財産が蓄積しており、こういった対策がなされている」とあいさつに代えた。

 支部会に引き続き行われた講演会では、「浪速(大阪)よもやま話」をテーマに深澤恒夫くすりの道修町資料館館長が、日本の薬を支えてきた歴史的背景と大阪の地名の由来などを興味深く「目のうろこがはがれる」話で耳をひきつける講演となった。

 終了後は懇親会に入り、和やかに歓談した。

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