アンティンとエンバイロと共同で
ミシュラン、スウェーデンに初のタイヤリサイクルプラントを建設へ
タイヤ 2024-03-21
仏・ミシュランとスカンジナビア エンバイロ システムズ(エンバイロ)とアンティン インフラストラクチャー パートナーズ(アンティン)の合弁会社は、初のタイヤリサイクルプラント建設に向け、共同投資計画を最終決定した。

スウェーデン・ウッデバラ市を拠点とする第1工場は、建設に必要となる環境および建築に関連する全ての許可・認可をすでに取得。建設工程は着手されており、新工場は2025年中に稼働する予定。同工場は、年間約3万5,000トンの使用済みタイヤ処理を目標に掲げており、その初期段階で地元コミュニティに最大40人分の環境関連の雇用を創出する予定となっている。
プラントの建設資金の調達に加えて、合弁企業は、使用済みタイヤ、回収カーボンブラック、熱分解油の供給に関する複数年契約を締結した。
ミシュランは使用済みタイヤのリサイクル・エコシステムの開発を積極的に支援し、その一環として、カーボンブラックと熱分解油に関する複数年の供給契約を締結した。
合弁会社は2030年までに年間最大100万トンの使用済みタイヤのリサイクル処理を目標に掲げ、ヨーロッパ各地に工場を建設する計画を進めている。ウッデバラ工場稼働後、他の欧州諸国に追加工場を建設し、培った技術の迅速な展開を図る。なお、アンティンとエンバイロはすでにこれらの追加工場の建設に向けた資金調達計画に合意している。
製品寿命を終えた使用済みタイヤの量は増加し続けており、現在、欧州だけで年間350万トンに達している。3社による共同事業は、欧州全域で使用済みタイヤのリサイクルを促進し、持続可能な原材料を生産することを目的としている。
生産される原料の中で最も重要なものは、回収されたカーボンブラックと熱分解油であり、これらはタイヤ製造や石油化学産業で再利用が期待されている。同共同事業のリサイクル材料を使用することで、従来のカーボンブラックに比べて炭素排出量を90%以上削減できる。
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