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2023年前半にはプラントを建設予定

ミシュラン、世界初となる大規模タイヤリサイクルの合弁会社を設立

タイヤ 2023-04-20

 仏・ミシュランは、スカンジナビア エンバイロ システムズ(エンバイロ)とアンティン インフラストラククチャー パートナーズ(アンティン)を支援し、世界初の大規模なタイヤリサイクル事業を推進する合弁会社を設立した。2023年前半には欧州初となるタイヤリサイクルプラントを建設する予定。

 スウェーデンに本社を置くエンバイロは、使用済みタイヤからカーボンブラックと熱分解油などの良質な原材料を抽出する特許技術を保有しており、一方のアンティンは、パリ、ロンドン、ニューヨークなどに拠点を置き、専門知識と投資を通じて、欧州と北米のインフラに長期的な価値を提供している。

 欧州初となるタイヤリサイクルプラントは、2023年前半にスウェーデン・ウッデバラ市に建設予定で、2025年までに完全稼働する予定となっている。その後は、欧州全域にタイヤリサイクルプラントを建設し、2030年までに年間最大100万トンの廃タイヤのリサイクルを目指す。これは欧州で毎年廃棄されるタイヤの3分の1に相当する。

 ミシュランはリサイクルプラントに使用済みタイヤを提供し、廃タイヤから回収したカーボンブラックと熱分解油の供給を受ける相互供与契約を締結した。

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