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2024年には乗用車向けに市場投入

ミシュランとGM、エアレスタイヤを発表

タイヤ 2019-06-20

 ミシュラン(日本法人:日本ミシュランタイヤ)とゼネラルモーターズ(GM)は、世界の持続可能なモビリティを目指す「Movin’On (ムービング・オン)2019 サミット」で乗用車向けの新世代エアレスホイールテクノロジー『ミシュラン アプティス・プロトタイプ』(MICHELIN Uptis Prototype)を発表した。

「ミシュラン アプティス・プロトタイプ 」


 ミシュランとGMは、アプティス・プロトタイプを共同研究開発し、早ければ2024年に乗用車向けモデルを発売する予定。 両社はまず「シボレー・ボルト EV」などの実験車両にアプティスを装着し、実証実験を行う。

シボレー・ボルトEVに装着された「ミシュラン アプティス・プロトタイプ」


 「UPTIS」は“Unique Puncture-proof Tire System”の頭字語をとったもの。画期的な構造や複合材料およびホイールアセンブリーにより、タイヤのパンクや破裂などの運転上の大きなリスクを取り除くことができ、①タイヤがパンクしないことによる安心感②車両のダウンタイム最小化、メンテナンス負荷軽減、車両の稼働率向上③交換用タイヤやスペアタイヤ製造のための原材料削減による環境保全効果――に貢献する。

 現在、世界中で毎年約2億本のタイヤがパンク、路上の障害物による損傷、偏摩耗を引き起こす不適正な空気圧などにより、寿命よりも早い段階で廃棄されているといわれており、アプティス・プロトタイプは、早期のタイヤ廃棄を防ぐことで、環境保全に貢献する。

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