【2018年賀詞交歓会】
JATMA、変化に臆することなく歩みを進める
タイヤ 2018-01-23
日本自動車タイヤ協会(JATMA)は1月18日、ホテルニューオータニ(東京都千代田区)で平成30年新年賀詞交換会を開催した。
冒頭、あいさつに立った池田育嗣会長(住友ゴム工業社長)は「日本のタイヤ産業のグローバル化は着実に進展している。タイヤはグローバルな商品であり、これを製造・販売するタイヤ産業もグローバルな産業だ。どのような国際環境化になっても、安全に関わる、タイヤという価値ある商品の提供を通して、世界経済の発展に貢献するという姿勢は変わることはない。2017年の国内の自動車タイヤ生産量は、新ゴム消費量ベースで対前年横ばいの102万トン程度と見込んでいる。国内市場の成熟化と生産体制のグローバル化の結果であり、こうした状況は今後とも大きく変わることはないだろう。
ラベリング制度の運用により、低燃費タイヤ普及率は70%を超えた。CO2排出量削減に実際にどの程度効果を上げたか試算したところ、乗用車タイヤでCO2排出量削減は、2016年において06年比タイヤ1本当たり34.1キログラムの削減となった。これは06年の総排出量において13.9%の改善にあたる。引き続き自動車走行時のCO2排出量削減に貢献していきたい。グローバル展開を続けるタイヤ産業にとって、取り組むべき課題は山積している。変化の中でも臆することなく着実に歩みを進めていく所存だ」と語った。
引き続き、来賓としてあいさつした経済産業省製造産業局の多田明弘局長は「変革にチャレンジするという観点から、①スピードあるアクション②大胆な挑戦③個性ある経営をお願いしたい。その取り組みがタイヤ業界はもちろん、他の業界でも一歩一歩進むことで、日本経済が明るくなる」と語った。続いて清水隆史副会長(東洋ゴム工業社長)の乾杯の発声で懇親に入った。
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