【2018年賀詞交歓会】
西部ゴム商組、新しい商流に対応して成長を
商社 2018-01-23
西部工業用ゴム製品卸商業組合は1月16日、大阪・中之島のリーガロイヤルホテルで工業用ゴム商工新年互礼会を開催した。組合員、メーカー、団体関係者ら約140人が出席した。
冒頭、祖父江一郎理事長(さつき社長)が「日本はもとより世界的に好景気が続いている。これをけん引するのがデジタル、ITの成長だ。世界企業の株の時価総額を見ると80兆円のアップルを筆頭に6位までIT系が並んでいる。日本企業はトヨタが20兆円、三菱東京UFJが8兆円。そのメガバンクも半分は海外で稼いでいるという。つまり国内型は振るわず、海外企業が上位にいる。成長する企業は自由競争のなか新しい商流に対応しプラットフォームを作って伸ばしている。このように世界経済は激変している。われわれもそういう中で事業を伸ばしていかねばならない。皆さんの企業の成功、発展を祈念する」と力強くあいさつした。
次いで、メーカーを代表して大阪ゴム工業会の山内一郎会長(ヤマウチ社長)が「ゴム産業が7割を負っている自動車業界がH.フォード以来の大変革期を迎えている。また日本は2050年には現在1億3000万人の人口が9000万人に減るという。ほとんどのビジネスは人口に比例するわけで国内事業は生き残りをかけた競争が激しくなっていく。これからの数十年はほんとに大変な時代になるように思う。では、どう他社と差を付けるかというと、皆さんすぐに技術力だというが、技術はそんなに変わらないものだ。実際は営業力、販売力がモノを言う。そういう意味で商業者の皆さんの力は今まで以上に重要。是非力を合わせ事業を盛り上げていきたい」とあいさつした。
乾杯の発声は岡浩史副理事長が行い、懇談に入った。懇談中にはR&B歌手のマーシャさんの歌で盛り上がり、祖父江理事長も歌声を披露した。
中締めは恒例により年男が壇上に集合し、代表してダイニチポリマーの森川元治社長の音頭による三本締めでお開きとなった。
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回答率は76.4%
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