PAGE TOP

コラム「Front Line」

毎朝の会議が高めた社内コミュニケーションとスピード、そして業績

会員限定 連載 2025-02-17

 社内コミュニケーションとスピードが向上したことにより、中計目標値の超過だけでなく、業績の過去最高値更新に繋げた。

 TOYO TIREが2月14日に発表した2024年12月期業績は、売上高が5,653億5,800万円で前期比2.3%増、営業利益が939億8,100万円で同22.2%増、経常利益が1,021億1,700万円で同18.7%増、純利益が748億1,000万円で同3.5%増と、いずれも過去最高の数値を更新した。

 同社は現在、中期経営計画「中計′21」の期間中で、今期が最終年度。ところが、そこで掲げた財務指標は、多くの項目ですでに超過達成している。例えば、営業利益600億円以上に関しては、2023年度が769億円、24年度が940億円で、営業利益率14%超は24年度に16.6%とクリア。また、営業利益、営業利益率の目標達成に不可欠な新商品、基幹商品、差別化商品など、同社が「強み」を具現化するタイヤ商品カテゴリーと位置付ける重点商品の販売構成比率55%超は23年度に63%と超過し、24年度は69%にまで高めた。

 中計で掲げた目標値を、早期に達成できたのはなぜか。

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 海から考えるカーボンニュートラル
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物