コラム「Front Line」
新ゴム消費は漸減だが、価値はどうだろうか
会員限定 連載 2025-01-27
今年の国内ゴム産業は、果たして回復に向かうのだろうか。新ゴム消費量は、そう懸念させる厳しい予想が示された。
日本ゴム工業会が1月24日に発表した2025年の新ゴム消費量は、117万2,700トンで前年比0.7%増とほぼ横ばいの予想となった。2024年は前年比3.9%減の見込みで、そこからのほぼ横ばいだ。
近年の新ゴム消費量は、漸減が続いている。2020年のコロナ禍で大きく落ち込んで以降、2021年こそ前年比15.7%増となったものの、2022年(前年比1.3%減)、2023年(同2.3%減)、2024年(同3.9%減)と3年連続で前年実績を下回った。2024年の116万4,500トンは、コロナ禍前に比べ約88%の水準だ。
この推移は、
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