コラム「Front Line」
格差是正で、より魅力あるゴム産業に
会員限定 連載 2025-02-10
物価高が進行する中、賃上げの継続、他業界とだけでなくゴム産業内での格差是正を目指す動きになる。特に中小企業の動向が注目されそうだ。
ゴム連合は、1月31日に開催した「第68回ゴム産業労使懇談会」で、2025春季生活改善のとりくみ(春とり)方針を明らかにした。その中で、賃上げに関しては「定期昇給に加え、賃金改善1万円以上」と、昨年以上の数字を掲げた。
ゴム連合の春とりの賃上げは2023、2024年と2期連続で過去最高の水準を更新している。しかし、その水準は他産業に比べ高いとは言いきれない。それは、ゴム産業労使懇談会の中での「賃金については、他産業との賃金格差拡大の懸念と人材確保を強く意識しており、他産業からの遅れを取ることはあってはならないという強い意識を示していく」という、萩原一人ゴム連合中央執行委員長のあいさつにも表れている。
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