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コラム「Front Line」

日本のゴム産業にとっても対岸の火事ではない、欧州の環境規制

会員限定 連載 2024-10-14

 EUDR(欧州森林破壊防止規則)は本当に適用されるのだろうか。

 現行の規則での導入に懐疑的な声も聞かれる中、10月2日に欧州委員会がEUDR適用まで1年延期の提案を発表した。提案は欧州議会、欧州理事会で承認されるという見方が大勢だ。

 EUDRは天然ゴム、パーム油、カカオ、コーヒー、大豆、牛、木材とその派生製品を対象に、それらを生産した土地が、2020年末日以降に森林破壊または荒廃した土地ではないことなどの証明を必要とするもの。天然ゴムの派生製品にはタイヤや天然ゴム製のコンベヤベルト、防振ゴム等も含まれ、要件を満たさなければEU域内での販売、EU域内からの輸出が禁止される。

 天然ゴムを用いる国内タイヤメーカーは、

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