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コラム「Front Line」

合成ゴム、新グレード開発でコスト競争を回避へ

会員限定 連載 2024-07-01

 国内合成ゴムメーカーが新グレード、品種の開発を積極的に進めている。EVや半導体といった新用途に向けた対応だけでなく、新グレードの付加価値を追い風に老朽化の進むプラントの競争力維持、向上を図るのが狙いだ。グレード開発によるプラントの高付加価値化は、世界的に台頭してきた中国勢に技術力で対抗する姿勢の表れでもある。

 「鉄鋼や汎用樹脂でみられる中国の過剰生産の問題が合成ゴムでもいずれ表れてくる」と、合成ゴムメーカーは危機感を強めている。足元においても、

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