PAGE TOP

7月21日納入分から、10~20%以上

十川産業、樹脂ホースなど全製品を値上げ

工業用品 2024-07-01

 十川産業は、樹脂ホースなど同社製品全般を7月21日納入分から価格改定する。カタログ製品(汎用品)は、PVCチューブ・耐圧、非塩ビ耐圧製品を20%以上、ドレンホース、その他製品を10%以上値上げする。OEM供給製品およびカスタマイズ製品は別途対応する。

 同社では「2022年に価格改定を実施して以降、円安に伴う原材料価格高騰だけでなく、運賃、電気代などあらゆるコストが上昇している。また、従業員のベースアップ実施に伴う人件費の上昇も加わりコストは増加の一途を辿っている。これらは自助努力で吸収できる水準をはるかに超えており、価格改定をお願いせざるを得ないと判断した」としている。
 

運賃の小口手数料を改定

 同日出荷分からは、運賃の小口手数料も改定する。これまで、受注単位で3万円以上の場合には請求しなかった運賃を出荷単位に切り替え、出荷金額が3万円未満(同一出荷日かつ一送付先・一括発送)の場合は、一回につき一律2,000円の運賃を請求する。北海道・沖縄、離島等への輸送は別料金。個人宅やチャーター便は別途対応する。

 同社では「ベース運賃が上昇していることに加え、燃料価格の上昇分を運賃に別途含むサーチャージ制度が運送会社に定着したことで、毎月の運賃が増加している。物流の2024年問題に伴うこれら課題に対処し、持続可能な製品供給を継続するため、小口手数料の改定を実施することにした」としている。

関連記事

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 海から考えるカーボンニュートラル
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物