経済産業省が8月17日に発表したゴム製品生産・販売実績によると、1~6月の合計販売金額は前年同期比0.6%減の1兆3,006億3,800万円となった。

 品目別に1~6月の合計販売金額をみると、自動車タイヤは7,339億7,600万円で同0.8%減。トラック・バス用と特殊車両用は前年同期実績を上回ったが、数量の多い乗用車用のほか、小型トラック用が前年同期割れ。小型トラック用は前年同期比8.8%減となった。

 ゴムベルトは378億6,000万円で同6.1%増。コンベヤベルトは前年同期を下回ったものの、歯付ベルトは同9.2%増、その他のゴムベルトは同9.6%増と2ケタ近く伸長したことで全体を押し上げた。

 ゴムホースは750億2,500万円で同7.2%増。高圧用、自動車用、その他のゴムホースの全品種が前年同期を上回った。構成比で7割以上を占める自動車用が同7.5%増となったほか、建設機械や工作機械等に使用される高圧用も同9.1%増と2ケタ近い伸びを示した。

 工業用品は3,753億4,900万円で同2.1%減。防舷材(前年同期比5.7%増)、ゴムロール(同0.3%増)、スポンジ製品(同10.6%増)は前年同期を上回ったが、防振ゴム(同8.2%減)、パッキン類(同6.0%減)、ゴム板(同13.2%減)が落ち込んだ。

 ■ゴム板の販売減は一部数値の別項目への移動が要因
 ゴム板の販売数量をみると1~6月合計で前年同期比26.2%減、6月単月では前年同月比49.8%減と大きく落ち込んだ。経産省によると、調査対象事業所の一部で合併等による組織改編があり、2026年4月から事業所間での取引が、同一事業所内の扱いに変更。その分の数値が「販売数量」から「出荷その他」の項目に移動したとしており、これが見た目の落ち込み要因になっている。

 2026年1月から6月の「販売数量」をみると、1月1,398トン、2月1,436トン、3月1,570トン、4月854トン、5月743トン、6月804トンと4月から半分近く減少している。

 一方で「出荷その他」は、1月70トン、2月78トン、3月89トン、4月764トン、5月740トン、6月916トンと4月以降にケタ違いに増加している。なお、2025年の1~6月の統計では「出荷その他」の数値はわずか1~2トンに留まる。

 そのため、2025年と2026年のゴム板の実際の販売規模を比較するためには、「販売数量」と「出荷その他」を足したそれぞれの数値を比べる必要がある。この2項目を足して2025年と比較した増減率をみると、2026年1月は前年同月比4.9%減、2月は同0.3%減だが、3月は同5.8%増、4月は同7.9%増、5月は同1.1%減、6月は同7.4%増。1~6月累計では9,462トンで前年同期比2.5%増となる。販売金額も数量と連動することになるため、実際のゴム板の1~6月の販売状況は堅調なことが分かる。

詳細はPDFでご覧いただけます。➡https://gomuhouchi.com/wp-content/uploads/2026/08/20260824-008-001.pdf