研修生 過去2番目に多い48人
関西ゴム技術研修所、第56回入学式開く
その他 2017-09-12
関西ゴム技術研修所(山口幸一所長・元日本ゴム協会会長)の第56回入学式が9月1日、東大阪市の化学物質評価研究機構・大阪事業所で開催された。今回の入学研修生は48人(男性46人、女性2人)と過去2番目の多さ。近年は外国籍の研修生も増え、今回はインド籍の研修生が日本のゴム技術の基礎を学ぶ。
研修生たちはこれから来年6月まで80日間(205時間)にわたりゴムに関する専門基礎から、材料、主要ゴム製品類、実技、見学実習など多岐にわたる分野について座学をはじめ特別講義、各種実験や体験、見学会などを通して学んでいく。
入学式で山口幸一所長は「ゴム工業はタイヤに代表されるが、様々な産業を支え幅広く多様な一般工業用品もあってこそのゴム工業と言える。この研修所の特徴は、皆さんが働きながら80日間という長い時間を使ってじっくり幅広いゴムの基礎を学ぶこと。そして講義を受け持つ講師の方々は、皆さんの先輩に当たる技術者であることだ。試験も行うが、意味合いは是非覚えておいて欲しいことの確認のようなものだ。また、最も重要なことはここで学ぶことで同じ志を持つ仲間作りにあり、是非、人脈作りとして人の輪を作って欲しい」とあいさつした。
引き続き、来賓の大阪ゴム工業会の新田長彦相談役と日本ゴム協会の高田十志和会長が祝辞を述べた。
式の最後に、國武典彦事務局長から研修に関する連絡や注意事項があり、さっそく特別講義として山口所長による「ゴム工業概説」が行われ、ゴム工業の歴史から最新情報まで解説した。
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