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【ゴム関連団体の賀詞交歓会】

東部ゴム商組、新しいアイデアを取り入れる

その他 2020-01-28

会場の様子


 東部工業用ゴム製品卸商業組合(山上茂久理事長=ヤマカミ社長)は1月23日、帝国ホテル(東京都千代田区)で「第69回商工・関連団体新年会」を開催。組合員、メーカー賛助会員、関連団体役員ら約260人が出席した。

あいさつする山上理事長


 冒頭あいさつに立った山上理事長は「昨年は組合設立40周年事業を催した。その運営面では、若い方々にも参加、協力をいただいた。組合の理解が多少なりとも深まり、将来に向けた組合の継承ができつつあるのではないかと考えている。今後も次の50年に向けて、着実に組合活動を遂行していきたいと思う。

 今年の活動としては、従来の組合活動を尊重、踏襲しながらも、時代に沿った新しいアイデアを積極的に取り入れていきたいと思う。特に今年は2年に一度の商品展示説明会を6月に浅草で開催する。組合員にとっての情報交換の場、ビジネスマッチングの場として、さらにバージョンアップを図っていきたいと思うので、賛助会員のメーカーの皆様や組合員の積極的な参加をお願いしたい」と語った。

 あいさつに続いて、山上理事長が令和2年の組合綱領を発表した。今年の綱領は小堀純一氏(サクラ産業社長)作の「組合の英知を結集して令和時代を明るく切り拓いていこう」に決まった。

あいさつする日本ゴム工業会池田会長


 続いて来賓を代表し、日本ゴム工業会の池田育嗣会長(住友ゴム工業会長)が「主要な客先である自動車産業をはじめ、世の中は大きな変化の時代を迎えているが、ゴム製品も時代に対応しニーズを捉えた製品を生み出していく必要がある。一方で、素材としてゴム製品を見れば、時代や社会構造が変わっても生活する上で不可欠な素材であり、様々な魅力にあふれている。これからもゴムという素材の特性を生かしていけば、工夫次第で新たな需要が生まれる可能性は無限にあると思う。

 日本のゴム製品、ゴム業界が技術面、品質面で世界の中でも優位にあることは誰もが認めるところだと思うが、これを今後も保つためにはこれまで以上に創意工夫が必要となる。そのためには、これまで以上にお客様とコミュニケーションを密にしていく必要がある。メーカーもさらなる努力をするが、お客様と最も近い場所にいる商社の方々との連携、情報のフィードバックがますます重要となる。これからも日本のゴム産業が発展していくために、メーカーと商社が車の両輪のように力を合わせて道を切り拓き、前進していくことをお願いしたい」とあいさつした。

 その後、組合の西山博務相談役(ニシヤマ会長)の乾杯の発声で歓談に入った。中締めは組合の永田嘉男副理事長(平和ゴム商工会長)が立ち、三本締めを行い散会となった。

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