【ゴム関連団体の賀詞交歓会】
日本自動車タイヤ協会、安全守り、モビリティ社会を支える
その他 2020-01-28
日本自動車タイヤ協会は1月23日、ホテルニューオータニ(東京都千代田区)で2020年新年賀詞交換会を開催した。
冒頭あいさつに立った清水隆史会長(TOYO TIRE社長)は「経済のデジタル化やボーダレス化の進展によって、世界の経済地図もこれまでと大きく塗り替わりつつある。これらの変革に合わせて、人、物の移動は飛躍的に増大しており、その手段であるモビリティがさらなる進化を遂げていこうとしているのが現状だ。
自動車産業界はこれまでとは異なる新しいモビリティ社会に向け、CASEという大きなうねりに直面している。時代が移り変わる時、不易流行という言葉を思い起こす。ここには先人の心意気が詰まっていると考えている。新しい視座で新しいものを意欲的に取り入れていくのと同時に、時代は変われど守るべきものは守るということが肝要だと思う。自動車用タイヤにおいても、確かな安全という側面を守り、人の移動、モビリティ社会を支えていかねばならないことを再認識し、業界を挙げて取り組んでいかねばならない。
昨年の国内自動車タイヤ生産量は、新ゴム消費量ベースで一昨年並みの106万6,000トンとなった。我々のタイヤの生産、供給事業が経済、社会に大きな影響を与える規模であることは明らかであり、環境という側面をもう一つの基軸として、社会的責任を果たしていきたい」と語った。
その後、乾杯の発声を行った江藤彰洋副会長(ブリヂストン社長)は「今年が変化、進化の大事なマイルストーンになる年だと認識している。この変化をしっかりと受け止めて、日本のタイヤ産業がより良い変化、進化となる年にしたい」とあいさつした。
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