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【ゴム関連団体の賀詞交歓会】

西部ゴム商組、若手に繋いでいく活動を

その他 2020-01-28

 西部工業用ゴム製品卸商業組合(岡浩史理事長=岡安ゴム社長)は1月17日、リーガロイヤルホテル(大阪府北区)で「工業用ゴム商工新年互礼会」を開催し、組合員をはじめメーカー、団体関係者など141人が出席した。

あいさつする岡理事長


 新年互礼会では加藤廣副理事長(西部ゴム社長)が司会を務め、冒頭に岡理事長が「昨年は元号が令和に変わり、直後に我々は40周年記念式典を開催することができ二重に喜ばしい年となった。一方、今年の経済環境を見るといまひとつ予想がつかない。経営者にとっては会社の舵取りが難しくなりそうだ。年末から年始にかけて何冊か読んだ本の中にTQM(総合品質管理)のデミング賞で知られるW・エドワーズ・デミング氏の著書で“マネジメントは予測すること”というのがあったが、まさに経営とは予測することだと感銘を受けた。

 組合活動については若手に繋いでいくということをテーマに、その一環として3月に国内視察、7月に海外視察を実施したいと考えており、現在理事が中心になって企画しているので参加して欲しい。このほか人材育成に関するものや商品説明会など従来活動にプラスアルファした興味を持ってもらえるようなものにしていきたい。総じて業界発展に繋がるような41年目の組合活動にしていきたい」とあいさつした。

あいさつする大阪ゴム工業会新田会長


 引き続きメーカーを代表して大阪ゴム工業会の新田元庸会長(ニッタ会長)が「経済環境について、私が各地で感じてきた足元の肌感覚では、まず関東は企業の業績の落ち方も少なく、物流や建設関係、何よりもオリンピックが開催されることで比較的明るいと感じた。中部地区については自動車や工作機器が厳しく、リニアも少し計画より遅れそうだと少々厳しいと感じている。そして関西は今日ここにお集まりの皆さんの顔を見てみると大変明るい。足元の業績や景気はさておき、大阪には2025年に万博があるなど前向きな高揚感があるし、関西人特有のお祭り好きな気持ちが皆さんの明るい顔に繋がっている。全体としては、今年はそれほど悪い年にはならないと考えている」とあいさつした。

 乾杯の発声は糸井宏之副理事長(千歳商事社長)が行い、「当組合の会員企業には本当に特徴あるオリジナリティに溢れる経営者、役員の方々が多い。その方々が率いる企業は持っているカラーも豊富だ。例えばネズミ色であっても日本は一色ではなくその種類は多い。そんな色を持った会員企業が集まって当組合もひとつの色に染めあがっている。今年も商工一体となって盛り上がる年にしたい」と述べ、祝宴に入った。

 中締めは恒例により商工の年男であるムツボシの大橋幸一郎社長、タイガースポリマーの渡辺健太郎社長、キンキの長谷川哲也社長、南陽商会の南美樹社長の4人が壇上に集合し、代表してムツボシの大橋社長の万歳三唱でお開きとなった。

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